「かなしきデブ猫ちゃん」スタート 主人公マル、第1話の出来栄えチェック

2022/04/15 23:10

輪転機ボタンを押すマル=神戸市西区室谷、神戸新聞製作センター

 創作童話「かなしきデブ猫ちゃん マルのはじまりの鐘」が掲載された朝刊印刷が15日夜、神戸市西区室谷の神戸新聞製作センターであった。主人公のマル(3歳オス猫)が記念すべき第1話の印刷ボタンを押した。 関連ニュース 集団疎開、寂しさ耐えがたく 卒業で「覚悟して」空襲迫る神戸へ 92歳、語り継ぐ戦争体験 初心者も楽しめる「冬の六甲山ハイキング」 参加者募集、県山岳連盟がガイド 1月25日 兵庫県公館の庭にとらわれの老犬? 実は美術作品、足元ぐらつき周囲にロープ 「完治」の日はいつ

 同童話は、2018年に愛媛新聞で始まり、小説家の早見和真さんが文を、愛媛県今治市出身の絵本作家のかのうかりんさんが絵を担当する。松山市の道後温泉に暮らしていたマルが、愛媛県内を旅し、仲間たちと出会い、別れ、そして恋をする物語。22年1月までに計3シリーズが同紙で掲載された。NHKでアニメも放送され、4月から冒険の舞台は兵庫県へと移る。
 製作センターに登場したマルは、16日付朝刊の輪転機のスタートボタンにタッチ。印刷工程を得て刷り上がってきた新聞を手にし、自身の第1話が掲載されている6面の色合いや出来栄えなどをチェックした。その後、県内各地の販売店に向かう搬送トラックを見送った。
 かなしきデブ猫ちゃんの兵庫編は毎週土曜日付朝刊に11月中旬ごろまで連載される。(藤原 学)
【特集ページ】かなしきデブ猫ちゃん
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