「清く、正しく、美しく」ジェンヌの道へ一歩 宝塚音楽学校で入学式

2022/04/16 11:50

新入生総代として答辞を読み上げる今井柚希さん=宝塚市武庫川町(宝塚音楽学校提供)

 宝塚音楽学校(兵庫県宝塚市武庫川町)で16日、第110期生の入学式があった。新入生40人は「清く、正しく、美しく」の教えを胸に刻み、これから2年間、声楽や踊りなど厳しいレッスンに励む。 関連ニュース 宝塚音楽学校 合格発表も「歌劇風」 タカラヅカ観劇中に心肺停止 大劇場職員ら命救う ホテル支配人は元タカラジェンヌ

 第110期生は競争倍率17・3倍の難関を突破して合格し、兵庫県の出身者も6人いる。新型コロナウイルス禍で合格発表は張り出しをせずにホームページ上で行われ、式は昨年に続いて出席者や報道各社の取材を制限した。
 式では中西達也校長の式辞の後、宝塚歌劇団花組組長の美風舞良さんらが新入生らにエールを送った。新入生総代の今井柚希さん(西宮市)は「夢にまで見た入学式を迎え、とてもうれしく幸せな気持ちと、これからの2年間学ばせてもらえることへの感謝の気持ちでいっぱい」と語った。伊藤亜優さん(芦屋市)は「明るく華やかなタカラジェンヌになりたい」と誓った。(西尾和高)

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