「姫路ゆかたまつり」3年連続中止に 感染対策徹底できず

2022/04/22 13:55

ゆかた姿でパレードに参加した子どもたち=2019年6月、姫路市西二階町

 6月下旬の開催を計画していた兵庫県姫路市の初夏の風物詩「姫路ゆかたまつり」について、主催団体は22日、新型コロナウイルスの感染防止対策が徹底できないとして、3年連続で中止すると発表した。 関連ニュース 【過去記事】街を彩る浴衣と露店 姫路ゆかたまつり 【写真】コロナ収束と世界平和願い 神戸港でシークレット花火674発 「コロナで売り上げ増えてるの」ある占い師の独白 「生活一変、占いに頼る人多いのかな」

 姫路市中心部の商店街に露店が並び、浴衣姿の市民が飲食を楽しみながらそぞろ歩く恒例行事で、コロナ前の2019年は2日間で8万人の人出があった。主催する姫路ゆかたまつり振興協議会事務局によると、3密回避や飲食専用エリアの設置など、兵庫県が求める感染防止対策を徹底できないと判断したという。
 また、同市飾磨区の姫路港で7月末に予定されていた「姫路みなと祭海上花火大会」も、ターミナルエリアのリニューアル工事で十分な観覧エリアが確保できないとして3年連続の中止が決まった。(井上 駿)

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