酒気帯び運転で逮捕のG-7社長が辞任 今後の契約「継続」業務スーパー、「慎重に検討」オートバックス
2022/05/02 21:22
逮捕された社長が辞任したG-7ホールディングスの本社=神戸市須磨区弥栄台2
自動車用品店などを展開するG-7ホールディングス(神戸市須磨区)は2日、酒気帯び運転の疑いで逮捕された木下智雄社長(54)が社長職と取締役を辞任し、経営から完全に退いたと発表した。同日、取締役会を開き、会長兼最高経営責任者(CEO)の金田達三氏が社長に就任した。
関連ニュース
オートバックスなど展開のG-7社長、飲酒運転で逮捕 会社サイト「厳正に受け止め対処」
「業務スーパー」神戸物産が過去最高益 巣ごもり消費で伸長 21年4月中間決算
コロナ禍も業績伸ばす「業務スーパー」 25年に千店舗目指す40歳社長が挙げた課題
木下前社長は4月29日午後11時ごろ、神戸市西区の市道で、酒を飲んだ状態で乗用車を運転した疑いで同30日に逮捕された。神戸西署によると、直前に民家2軒にぶつかる物損事故を起こしていたという。
同社によると2日、本人が取締役の辞任を申し出、同社取締役会が受理した。
G-7はオートバックスや「業務スーパー」のフランチャイズ加盟企業で、全国に事業を展開。木下前社長は創業者の長男で、2019年に社長に就任していた。
辞任を受け、業務スーパーの本部企業、神戸物産(兵庫県加古川市)は「G-7の真摯な姿勢の表れ」として契約を解除しない意向。一方、オートバックスの本部企業、オートバックスセブン(東京)は「厳正に対処いただいた」としながら、今後の契約は「事態を詳細に把握した上で、慎重に検討する」と含みを持たせた。