マダニ感染症で発熱や食欲不振 80代女性、畑仕事で下半身刺されたか 兵庫県で7例目
2022/06/08 17:09
マダニ(資料写真/makotomo/stock.adobe.com)
兵庫県は8日、マダニにかまれて感染する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に、上郡町内の80代女性が感染した、と発表した。SFTSは致死率が10~30%程度とされ、県は注意を呼び掛けている。
関連ニュース
樹木が穴だらけ、神戸の人工島・六甲アイランドに「新たな脅威」 アプリ活用、外来生物の生態調査へ
絶滅危惧「フサヒゲルリカミキリ」の繁殖に成功
コロナの陰で…「感染性胃腸炎」流行 兵庫の患者数、過去5年で最多
女性は5月29日から発熱や食欲不振などの症状が出ており、受診したところ下半身に刺されたような痕が確認された。現在入院しているが、快方に向かっている。
県内のSFTS患者は7例目。女性は畑仕事を日常的に行っていたという。マダニは草むらややぶなどに多く生息する。県の担当者は「肌の露出が少ない服装を心がけてほしい」と話している。(金 旻革)