日本遺産「銀の馬車道」「鉱石の道」連携を 推進協、3年ぶり総会
2022/06/09 18:45
3年ぶりに開催された「銀の馬車道・鉱石の道」推進協議会の総会=姫路市三左衛門堀西の町、姫路キヤッスルグランヴィリオホテル
日本遺産「銀の馬車道・鉱石の道」推進協議会の2022年度総会が9日、兵庫県姫路市内のホテルで開かれた。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催。関係する播但地域6市町の首長ら11人が、22年度の事業計画などを話し合った。
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同協議会は、播磨と但馬をつないで日本の近代化を支えた産業道路「銀の馬車道」(飾磨港-生野鉱山)と「鉱石の道」(生野-明延鉱山など)を生かし地域活性化を目指す。6市町や兵庫県、二つの道の各協議会、神戸新聞社で構成する。
意見交換で中播磨県民センターの法田尚己センター長は「地域外の人を巻き込む形で事業計画を進めたい」と話し、神河町の山名宗悟町長は「鉱石の道の事業にもぜひ参加したい」と応じた。神戸新聞社の高梨柳太郎社長は「各協議会内での連携も必要だ」と話した。
今後、6市町の首長らが二つの道をつないだ全ルートを視察することも検討する。(上杉順子)