黄色のラッパ、陽気に誘われ一気に開花 六甲高山植物園

2022/06/13 17:15

ラッパ形の黄色い花を咲かせたニッコウキスゲ=神戸市灘区六甲山町、六甲高山植物園

 山地の湿地や草原に群生するニッコウキスゲが、標高865メートルの六甲高山植物園(神戸市灘区)で見ごろとなっている。黄色いラッパ形の花が咲き誇り、高原に夏の訪れを告げている。 関連ニュース 平清盛が10年暮らした「お気に入りの地」 その理由が一目で分かる高台を訪ねた 変わる六甲山上、新たなにぎわい ホテル、蒸留所、オフィス、集客施設…一時荒廃、開発制限緩和で再興 きっかけは小4男児の手紙「だいすきな木をきらないで」 神戸で接ぎ木の桜が開花

 花は朝に開いて、夕方には閉じてしぼんでしまうが、1本の茎にたくさんのつぼみを付けるため、毎日、次々と咲くのが特徴。6月に入って、同園でも夏のような陽気が続き、一気に開花が進んだという。
 園を訪れたハイカーらは、花畑のような光景を背に、記念写真を撮るなどして楽しんでいる。同園では今月中旬まで亜高山帯型の千株が見ごろで、高原型の2千株は今月下旬から咲き始める見込み。
 午前10時~午後5時。入園料は中学生以上が700円、4歳以上が350円。六甲高山植物園TEL078・891・1247
(長嶺麻子)

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