六甲山上が様変わりしている。近年、にぎわいの再興に向けた官民の取り組みが盛んで、集客施設やビジネス関連施設が続々と誕生。建築の規制緩和やインターネット環境の整備なども進み、山上ゆえの障壁が取り払われたことが背景にあるようだ。(三島大一郎)
神戸の夜景が一望できるホテルでリゾート気分を味わったり、森に囲まれたオフィスでインターネットを使って会議をしたり-。「これまでとは違う体験を山上で楽しめるようになった」と神戸市観光企画課の担当者は強調する。
バブル崩壊後、六甲山上では企業の保養所の閉鎖が相次いだ。ピーク時は約230カ所あったが、2018年には56カ所に減少。放置された建物の荒廃などが課題となっていた。
同市と国、兵庫県などは同年3月、六甲山再生委員会を立ち上げて山上の土地活用に関する議論をスタート。その後、開発を規制していた法律や条例の見直しを行い、建築物の高さ基準を10メートル以下から13メートル以下に緩和した。開発制限も見直し、観光施設の新築や、建て替えによるオフィスの設置も可能にした。
同市は山上のインフラ整備にも着手。20年12月には光回線が開通し、市街地並みにネットが使えるようになった。21年からは水道料金も市街地と同一に。山上への送水が可能になったためで、一般的な事務所の水道料金負担は約4分の1になった。
県とも協調し、新築や建て替え費用を補助するほか、20年には同市が山上の物件紹介などを行う相談窓口「六甲山 森のオフィス」を設けた。
こうした取り組みが新施設の進出を後押しし、山上では18年のカフェ兼研修施設「653cafe(カフェ)」を皮切りに、リゾートホテル「ホテル神戸六甲迎賓館」やウイスキーの蒸留所「六甲山蒸溜所」、アスレチック施設などが開業。オフィスの進出も相次いだ。22年にはコンサートなどを楽しめる野外ステージも完成する予定という。
懸念は新型コロナウイルス禍の影響だ。六甲山・摩耶山の観光客数は18年が187万人、19年が191万人と増加傾向だったが、20年は119万人に減少した。市街地からのアクセスも課題で、市はケーブルカー駅までの急行バスの運行を始めたが、さらなる改善を求める声も上がっている。
同市の担当者は「山上に魅力的な施設や場所があれば、多少不便でも足を運んでもらえる。さらに民間の投資が増えるよう知恵を絞りたい」としている。
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