岡崎慎司選手が携わったSDGs実践グラウンド 斎藤知事が訪れ意見交換
2022/06/16 20:00
環境に配慮した人工芝の感触を確かめながら、斎藤元彦知事(左)と笑顔で話す岡崎慎司選手=神戸市西区平野町印路
サッカー元日本代表FW岡崎慎司選手(36)=カルタヘナ、兵庫県宝塚市出身=が16日、自身が整備に携わった環境配慮型グラウンド「バサラヴィレッジグリーン」(神戸市西区)で兵庫県の斎藤元彦知事の訪問を受け、意見を交わした。
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グラウンドは4月に完成。人工芝の下には雨水をためられる空間が入り、夏場は最高で60度にもなる表面温度を水蒸気で40%ほど下げる。空間を支える部材も、硬質プラスチックの再利用や天然鉱物由来の素材を使うなどエコを重視。電力も一切使わない。
実際にボールを蹴ってみた斎藤知事は「SDGs(持続可能な開発目標)を体現している。何より地域の皆さんと育もうとするところに持続可能性がある」とし、岡崎選手は「目標はそれを意識せず、自然にできるようになること。ヨーロッパで見た景色でもある」と話した。(有島弘記)