明石歩道橋事故の遺族弁護団代表 弁護士の渡部吉泰さん死去 いじめ自殺や過労死事件も多く担当

2022/06/24 21:49

渡部吉泰さん(2020年11月撮影、遺族提供)

 子どものいじめ自殺や過労死問題に取り組み、明石歩道橋事故(兵庫県明石市)では弁護団代表を務めた弁護士の渡部吉泰(わたなべ・よしやす)氏=明石市=が23日午前2時8分、心筋梗塞のため明石市内の病院で死去した。67歳。葬儀・告別式は近親者らで執り行った。喪主は長男太輔(たいすけ)氏。 関連ニュース 明石歩道橋事故20年取材の記録 映像録画用テープ「副署長に渡した」「でも録画はされていない」 教育長、いじめ自殺遺族に「おまえも行くか」 「家族の悲しみは消えない」小5いじめ自殺 遺族が町と300万円で和解

 徳島県生まれ。1985年に弁護士登録し、兵庫県弁護士会に所属した。
 広島県で姫路市内の中学生らがコンテナに監禁され死亡した「風の子学園事件」や、たつの市の小学6年男児が担任から体罰を受けた後に自殺した問題などで、遺族代理人を務めた。大津市の中2男子自殺では第三者委員会のメンバーに選出された。西日本高速道路会社の30代男性社員が過労死した問題も担当した。
 2001年に11人が死亡した明石歩道橋事故では、翌年に弁護士6人の遺族弁護団を結成。事故の真相解明に向け、15年に及ぶ裁判で遺族を支え続けた。
 5月29日、ハイキング中に胸部の痛みを感じ、手術を受けて入院していた。

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