参院選兵庫選挙区の終盤情勢 維新・片山氏、自民・末松氏がリード

2022/07/06 05:00

国会議事堂(資料写真)=東京都千代田区永田町1

 10日投開票の参院選兵庫選挙区(改選数3)について、神戸新聞社は3、4の両日、電話世論調査を実施し、取材も加味して終盤情勢を探った。候補者13人のうち、維新現職の片山大介氏(55)と自民現職の末松信介氏(66)がリードし、3議席目を公明現職の伊藤孝江氏(54)がうかがう。 関連ニュース <参院選ポイント解説>「先行」「競り合う」…情勢調査の表現はなぜモヤモヤするのか 「私の当選は無理です」ポスターに敗北宣言? 少数政党の戦略とは 大物の来援には、どんな意味があるの? <参院選ポイント解説>

 兵庫県内の約千人から回答を得た。全体の約4割、無党派層の約6割が依然態度を決めておらず、情勢を左右する可能性もある。
 片山氏は維新支持層の7割超を固め、与野党問わず他党の支持層にも一定の食い込みを見せる。60代以上の高齢層の支持も高い。
 自民支持層の6割をまとめた末松氏は、無党派層の1割超を取り込む。10~30代の支持で他候補を上回り、安定した戦いを進める。
 伊藤氏は公明支持層の9割を手堅くまとめた。国民からも7割超を集めるが、推薦を受けた自民への広がりは1割に満たない。
 立民新人の相崎佐和子氏(49)は支持政党別で立民の6割超、推薦を受けた社民の4割に浸透。国民や無党派層は1割に届いていない。
 共産新人の小村潤氏(46)は、党支持層の9割近くから後押しを受けるが、若年層で伸び悩む。
 NHK党や諸派、無所属の新人計8人は苦戦している。(田中陽一)
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