兵庫で過去最多の９４９７人感染　５人死亡、重症病床使用率も１０％超え

　兵庫県は２３日、県内で過去最多となる９４９７人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。４日連続で最多を更新し、前週土曜（１６日）の約１・９倍となった。直近１週間の１日平均感染者数は初めて６千人を超えて６３７６人になり、重症病床使用率も４月１６日以来の１０％台になった。 関連ニュース 「第７波」でも南京町は大にぎわい　マスク外す人も増加？ 第７波の感染者、わずか１カ月で第６波超え　「ＢＡ・５」脅威の感染スピード 兵庫の旅行割引「県民割」、８月末まで延長　まん延防止の指定あれば利用停止

　新規感染者数は発表自治体別に、神戸市＝３１８０人▽姫路市＝９０５人▽尼崎市＝１０２０人▽西宮市＝１００８人▽明石市＝５７９人▽県所管＝２８０５人。県所管と尼崎、明石市で計４件の取り下げがあり、県内の累計感染者数は５２万８４２９人になった。
　また、県所管では自宅療養中だった３０代男性１人の死亡が確認された。軽症で診察時には熱は下がり、基礎疾患もなかったという。神戸、姫路、尼崎、明石市も含め、２３日は県内で計５人の死亡が確認され、県内の死者の累計は２２７４人となった。
　２３日午前０時時点で入院患者は８７４人で病床使用率は５３・６％。重症患者は５人増えて１８人となり、重症病床使用率は１２・６％になった。自宅療養者は前日より４８５０人増えて、３万６３５７人になった。
　明石市の医療機関や尼崎市の障害サービス事業所では新たなクラスター（感染者集団）の発生も公表された。（高田康夫）

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