3連休の中日を迎えた17日、兵庫県内の行楽地は家族連れらでにぎわった。新型コロナウイルスの「第7波」が広がり、県内の新規感染者は3日連続で5千人を超えた。神戸・元町の南京町では観光客が「不安はあるが、開放的にもなりたい」と複雑な心境をのぞかせた。
国内の感染者数は、1日当たりの過去最多を更新するなど、今月に入って急拡大。政府は、全国旅行支援の開始を延期する一方で、「新たな行動制限は現時点で考えていない」としている。
好天に恵まれた南京町は、路地の行き来にも一苦労するほどの混雑に。川西市の関西学院大1年西山和香さん(19)は「感染者の増加は気になる。行動制限がない今のうちに楽しみたい」と話した。
料理店「朋栄」の店員小松孝行さん(44)は、客足が減っていない現状に喜びながらも、「マスクを外している人が増えており、話しかけられると怖い」と不安そうに話した。
(橘高 声、小川 晶)
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