新型コロナの抗原検査キット　神戸市が無料配布の対象拡大

　神戸市は９日、無料配布を始めた新型コロナウイルスの抗原検査キットについて、配布対象を感染症状のある６０歳未満（未就学児は除く）に拡大すると発表した。１０日午前０時から３０代、４０代の受け付けを始め、順次拡大する。 関連ニュース 発熱外来かつてない逼迫状況　第７波拡大で電話鳴りっぱなし、患者殺到ほとんど陽性 コロナ検査キット在庫に偏り　無料検査所の利用伸びず　地域の薬局、自宅待機者急増で入荷待ち 兵庫県の自主療養制度Ｑ＆Ａなぜ導入？抗原検査キット配送？対策課に聞いてみた

　市は今月上旬、２０代と３０代の軽症者にキットを配布すると発表。４日から２０代の受け付けを始めたが、発熱外来など医療機関の逼迫が緩和されないことなどから対象の拡大を決めた。
　市内在住で基礎疾患のない６～５９歳が対象。感染症状があれば、保健所内の「オンライン確認センター」にインターネットで申し込める。５０代は１２日から、６～１９歳は１４日（いずれも午前０時）から受け付けを開始する。１日９千キットに達した時点で受け付けを終了する。
　医師の判断で、陽性者には薬も無償で配布する。原則、患者以外の家族らが薬局で解熱剤などを受け取れる。（三島大一郎）
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