新型コロナウイルスの流行「第7波」で新規感染者が過去最多のペースで増えているが、無症状者らが街中で検査を受けられる兵庫県内の「無料検査所」は希望者が殺到した第6波に比べ、意外に出足が鈍っている。一方、自宅で検査せざるを得ない濃厚接触者らに必要な抗原定性検査キットは手に入りにくい状態。検査態勢の需要と供給にずれが生じているようだ。
無料検査所は薬局や民間検査機関が運営し、県が登録。2日時点で県内に約380カ所あり、2月より約130カ所増えた。感染の不安がある県民が対象で、無料でPCR検査や抗原定性検査が受けられる。濃厚接触者や感染が疑われる症状のある人は対象外。
2日午後。予約がなくても検査ができるJR元町駅(神戸市中央区)近くの「日本総合検査センター神戸検査所」には5人ほどが並んでいた。手続きはスムーズで、検査自体は10分以内に終えた。ライブハウスを経営する60代女性(同市中央区)は「食事の帰りにすいていたので初めて立ち寄った。仕事柄、気をつけないといけない」と話す。
同センターの説明では7月後半は1日200人以上が検査に訪れたが、「第6波のピークだった今年1月に比べると、利用者は2分の1程度」。第6波では利用者の多さに加えて検査キットも不足したため、受けられない人も続出した。感染が落ち着いた期間にキットを一定数確保し、現在は余裕があるという。
兵庫県によると、県内で受け付けた無料検査は7月4~10日に約7500件、11~17日は約1万3300件。第6波ピーク時の2万500件(1月24~30日)に比べると少なかったが、18~24日は約2万件まで増えてきた。それでも「検査が受けられない」といった苦情は、第6波より圧倒的に少ないという。
県の担当者は「半年前はまだオミクロン株がどんなものか分からなかった。今は慣れもあるのでは」と受け止める。
ただ、お盆休みを控えて需要は増えるとみられ、県は5~18日、神戸空港とJR新神戸駅に臨時の無料検査所を設置。事業者も警備員を配置するなどの対策を検討している。
一方、検査キット不足に泣いているのが町の薬局や医療機関だ。
神戸市中央区の薬局は県の無料検査所として登録されているが、キットが今年に入ってから入荷できず、「登録は形だけになっている」と薬局長の男性。
第7波では感染が爆発的に増え、国は検査キットでの陰性確認で濃厚接触者の待機期間を短縮できるようにした。だが濃厚接触者は無料検査を受けられず、キットを買おうと薬局に問い合わせるものの、手に入らないケースが多いとみられる。
家族が陽性となり、濃厚接触者として自宅待機した50代男性は「検査キットを求め、あちこちの薬局をネットで調べたり、電話で聞いたりしたが、手に入らなかった。本当に必要なときに検査が受けられないのはふに落ちない」と憤る。(小谷千穂)
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