兵庫県のワクチン大規模接種、10月以降も継続 現会場はいったん終了、新会場設置へ
2022/08/22 20:00
新型コロナウイルスのワクチン接種=神戸市中央区港島南町2、市立医療センター中央市民病院(資料写真)
新型コロナウイルスのワクチンについて兵庫県は22日、国が引き続き接種を促進することを前提に、兵庫県西宮市と姫路市で実施している大規模会場での接種を10月以降も継続する方針を発表した。ただし接種会場の契約などの都合で、現西宮会場は8月27日で、現姫路会場は9月26日でいったん接種を終了し、それぞれの市内に新会場を設ける方向で検討しているという。
関連ニュース
兵庫県、コロナ「第7波」で行動制限求めず 対策徹底と医療体制強化で経済との両立図る
第7波の感染者、わずか1カ月で第6波超え 「BA・5」脅威の感染スピード
発熱外来かつてない逼迫状況 第7波拡大で電話鳴りっぱなし、患者殺到ほとんど陽性
コロナワクチンは予防接種法上の「臨時接種」で、費用は公費負担で無料となっている。臨時接種の期限は9月末だが、厚生労働省の分科会は7月下旬、オミクロン株に対応したワクチンを使った5回目などの追加接種を了承。臨時接種が延長される見通しとなり、秋以降にオミクロン株対応ワクチンも無料で打てるとみられている。
県の姫路会場(姫路市西延末、旧市立文化センター)と西宮会場(西宮市深津町)の2会場では現在、モデルナ製ワクチンの1~4回目接種と、ワクチンでアレルギー症状が出た人への接種が推奨されているノババックス製の1~3回目接種が可能となっている。
9月以降の西宮会場を含め、「新たな接種会場や追加接種の開始時期は未定」(県ワクチン対策課)といい、「決まり次第、お伝えしたい」としている。
姫路会場での9月分の接種予約は、8月25日から県のホームページ、またはコールセンター(TEL0570・033・185、午前9時~午後6時)で受け付ける。(金 旻革)
【兵庫のコロナ情報】←最新のコロナニュースはこちら