神戸刑務所で新たに17人が新型コロナ感染 クラスター認定、8月だけで258人
2022/08/30 15:40
国立感染症研究所が分離した、新型コロナウイルスのオミクロン株の電子顕微鏡写真(同研究所提供)
神戸刑務所(兵庫県明石市)は30日、新型コロナウイルスに、職員3人、受刑者14人が新たに感染したと発表した。同所は既に市からクラスター(感染者集団)と認定されており、8月だけで、職員と受刑者を合わせ計258人の感染が判明した。
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同所によると、新規感染者の内訳は、27日に受刑者7人▽28日に同4人▽29日に同3人と職員3人。いずれも軽症とみられる。同所の職員定員は353人で、収容受刑者は1011人(30日現在)だが、今年1月から7月までに職員54人、受刑者76人が感染。8月は、職員55人、受刑者203人の感染が判明したという。
同所の山内博文総務部長は「受刑者では、4月以降陽性が出ていなかったが、今月2日に確認されて以来、広がった。陽性者と接触可能性がある人の隔離を徹底している」と話している。(霍見真一郎)
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