【独自】11月の尼崎市長選、維新が新人擁立へ 社会福祉法人理事長の大原氏

2022/09/08 21:54

尼崎市役所=尼崎市東七松町1

 任期満了に伴う兵庫県尼崎市長選(11月13日告示、同20日投開票)で、日本維新の会が社会福祉法人理事長の大原隼人氏(44)を擁立する方向で最終調整していることが8日、関係者への取材で分かった。近く党内で正式決定し、立候補を表明する見通し。 関連ニュース 【独自】姫路市長選 元財務官僚の榑谷氏が立候補へ 維新が支援検討 8月にも正式表明 カリスマからの脱却で注目「日本維新の会」初の代表選 豊田真由子が考える党勢拡大・全国化のカギとは 大阪府外で初の首長狙った維新、続く苦戦 参院選や来年の統一地方選へ戦略の再考も

 大原氏は尼崎市出身。関西学院大大学院を修了し、同市内で小規模保育園や認可保育園を経営している。2018年には尼崎青年会議所の理事長を務めた。来春の統一地方選までを見据えて今年1月に開講した「兵庫維新政治塾」の2期生という。
 大原氏は「持続可能なコミュニティーをつくり、尼崎をさらに魅力あふれるまち、100年後の子どもたちが誇れるまちにしたい」などとしている。
 維新が同市長選に公認候補を立てるのは初めて。市長選を巡っては、3期目の稲村和美市長(49)が任期満了で退任することを表明。後継として前教育長で元文部科学省教育DX推進室長補佐の松本真氏(42)が立候補を表明している。(広畑千春、三島大一郎)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ