パチンコ店のコイン500枚盗み、別の店で不正使用 神戸市職員を停職3カ月
2022/09/13 22:30
神戸市役所=神戸市中央区
神戸市は13日、パチンコ店のコインを盗んだ交通局の男性職員(53)を停職3カ月とするなど4人を懲戒処分にした。
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男性職員は4月16日、中央区のパチンコ店でコイン約500枚を盗み、兵庫区のパチンコ店で不正に使用した。兵庫区の店から警察に通報があり、男性職員は17日未明にかけて事情聴取を受けた。同日は出勤だったが、「腹痛で休む」と虚偽の申告をしたという。
兵庫署に窃盗容疑で書類送検され、神戸地検が6月30日、不起訴処分(起訴猶予)とした。
同局の市バス運転士(41)は5月25日午前8時前、灘区の交差点で、横断歩道を渡り始めた歩行者とバス後方のドア付近がぶつかる事故を起こし、軽症を負わせた。十分に減速せずに交差点に入ったことが要因といい、戒告処分になった。
また、3月に西区役所の職員が自治協議会役員に頼まれ、久元喜造神戸市長の政治資金パーティーの案内を公費で郵送した問題で、対応した男性課長(53)と男性係長(57)を戒告処分にした。市の担当者は「公費での郵送は不適切な上、公務員に求められる政治的中立性を軽んじた」と理由を説明した。