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8年間、勤務中にネット閲覧 加古川市職員が給与476万円を不正受給

2022/07/28 05:30

 兵庫県加古川市は27日、勤務時間中に公用パソコンで業務に関係ないインターネットサイトを閲覧し、8年間にわたり給与約476万円を不正受給したとして、上下水道局主査の男性職員(48)を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。職員は利子を含む約562万円を全額返還した。当時所属長だった職員2人も減給3カ月(10分の1)と同1カ月(同)の懲戒処分にした。

 市によると、男性職員は、2014年4月~22年3月に農林水産課と市街地整備課に所属。早朝などの時間外勤務中に743回(計1528時間)、勤務時間中に103回(計126時間)、趣味の動画などを見ていた。

 今年4月に異動先の所属長が、仕事内容がはっきりしない時間外勤務が多いことを不審に思い、人事課の調べで判明。男性職員は「ネットを見ながら書類を広げ、仕事していると思い込んでいた。感覚がまひしていた」と話したという。

 また3月に債権管理課で、市民から受け取った現金約117万円のうち10万円がなくなっているのが分かった問題で、市は当時の課長(55)を戒告の懲戒処分とした。(斉藤正志)

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