ストップ!特殊詐欺被害「全力で犯行グループ壊滅を」 兵庫県警に「特別捜査隊」発足
2022/09/14 20:15
特殊詐欺特別捜査隊の発足式で決意を示す幹部ら=兵庫県警本部
特殊詐欺の被害が多発する中、兵庫県警は14日、新たに創設した「特殊詐欺特別捜査隊」の発足式を県警本部で開いた。桐原弘毅本部長は「犯行グループを壊滅しない限り、被害はなくならない。全力で捜査に当たってほしい」と捜査員に呼びかけた。
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特殊詐欺は従来、知能犯罪を扱う捜査2課が担当してきたが、近年は暴力団や、「半グレ」と呼ばれる不良集団が関与し、詐取金を資金源にしていることが分かってきた。そこで犯行グループの実態解明や摘発を目指し、組織犯罪対策課や暴力団対策課の経験者を含めた約50人による捜査隊を設けた。専従の捜査隊は全国で3例目。
県警によると、県内で確認された2022年上半期(1~6月)の被害額は5億2千万円で、前年同期から5千万円減少したものの高止まりが続いている。同隊の隊長に就いた深見幸治警視は「末端の『受け子』や『出し子』だけでなく、中心グループの壊滅を強力に進めていきたい」と話した。(井沢泰斗)