神戸空港の国際化合意見通しで斎藤知事「関空ファーストは従来通り」 大阪側に一定の配慮
2022/09/15 20:58
兵庫県の斎藤元彦知事
神戸空港の国際化が18日の「3空港懇談会」で合意される見通しとなったことを巡り、兵庫県の斎藤元彦知事は15日、報道陣の取材に「現時点で何かを合意したわけではない。今後の方向性をコメントできる段階ではないが、関空ファーストの考えは従来通りだ」と述べ、大阪側に一定の配慮をにじませた。
関連ニュース
神戸空港、30年に国際線就航へ 訪日客回復に備え関空を補完 18日にも地元合意
「関西3空港懇談会」18日午後に大阪市内で開催 神戸空港の国際定期便就航などテーマに
大阪発の機内から地上を見ると…池の中に「ミニ日本列島」 列島が生まれたナゾを調べた
大阪府の吉村洋文知事をはじめ、関空の地元自治体側は「あくまで関空が優先で神戸は補完する立場」との姿勢を強調している。斎藤知事は「神戸空港は関空、伊丹を補完する観点から国際化を含む空港機能について検討されてきた。方向性は同じだ」と同調。「さまざまな意見はあるが、18日は議論を深め、一定の合意形成を図ることが大事だ」と語った。(金 旻革)