台風14号、兵庫最接近は19日夜から20日未明 播磨灘では過去最高潮位の恐れ
2022/09/17 19:38
神戸新聞NEXT
神戸地方気象台は17日、台風14号が兵庫県に最接近するのは19日午後9時から20日午前3時ごろになるとの見通しを示した。18日未明から20日夕は風速15メートル以上の強風域に入り、そのうち19日午後6時から20日午前6時ごろには、風速25メートル以上の暴風域に入る見込み。19日には県北部・南部ともに暴風、波浪、高潮、大雨、洪水の各警報を発表する可能性が高いという。
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19日に予想される最大風速は県北部・南部ともに陸上25~29メートル、海上30~40メートル、最大瞬間風速は陸上35~45メートル、海上40~60メートル。18日正午から19日正午の24時間雨量は北部50~100ミリ、南部100~150ミリと予想している。
19日は播磨灘沿岸で過去最高潮位に匹敵する高潮となる恐れがあるといい、厳重警戒を呼びかけた。姫路では2004年8月の台風16号で2・32メートルの最高潮位を記録している。
今後も予報が変わる可能性はあるが、担当者は「台風が発達しており、進路も兵庫県にかなり接近する」として、早めの備えを訴えた。(上田勇紀)