台風14号、兵庫は19日午後6時ごろ最接近の見込み

2022/09/18 16:10

台風接近の警戒のため、係留する船がひしめく漁港=18日午後、神戸市垂水区平磯、垂水漁港(撮影・鈴木雅之)

 神戸地方気象台は18日、台風14号が兵庫県に最接近するのは19日午後6時~20日午前0時ごろになるとの見込みを発表した。17日時点の予想より3時間程度、早まった。18日午後2時時点で、既に風速15メートル以上の強風域に入っており、19日正午~20日午前6時ごろには、風速25メートル以上の暴風域に入るとみられる。 関連ニュース 【更新】兵庫県内のJR在来線、19日に計画運休 20日朝も続く見込み 台風14号で 風速35メートルは新快速レベル 超大型台風に備えてすべきこと 台風14号、どう備える? 大きな被害与えた04年の16、18号と似た進路と予報円

 18日に既に淡路島南部で波浪警報を発令。19日は県内全域で大雨、洪水、暴風、波浪、高潮の各警報を出す可能性が高い。予想される最大風速は19、20日のいずれも、県内全域で陸上25メートル、海上30メートル。18日正午からの24時間予想雨量は、県内の多いところで、南部150ミリ、北部80ミリ。19日正午からの24時間予想雨量は、南部で200~300ミリ、北部で100~200ミリとしている。19日は南部沿岸のうち、特に播磨灘沿岸では、潮位が過去最高に匹敵する2・3メートル程度に達する恐れがあるという。
 同気象台の担当者は「19日は不要不急の外出は控えて、台風への備えを。暗くなって風雨が急激に強まる恐れがあり、避難する場合は早めに判断し、安全を確保してほしい」と呼びかけている。

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