国葬や旧統一教会問題「首相自身が説明を」 斎藤知事、支持率低下の政権に苦言
2022/09/22 17:00
斎藤元彦知事
兵庫県の斎藤元彦知事は22日の定例会見で、報道各社の世論調査で軒並み支持率が低下している岸田政権について、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)や安倍晋三元首相の国葬を巡る問題を不支持の一因に挙げ、「岸田首相自身が説明し、国民の理解を得てほしい」と苦言を述べた。
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円安や物価高が急激に進む状況にも触れ、「生活への影響が出始める中、『もっとしっかりやってほしい』という思いが(国民の間で)強まっているのではないか」と指摘した。
県は物価高対策として、県内飲食店で使えるプレミアム付き商品券を発行する「県版Go To イート」の費用などを盛り込んだ補正予算案を編成。斎藤知事は「まだ不十分という声もある」とし、「間もなく始まる臨時国会でしっかり議論して、早急に(追加の)経済対策を打ち出してほしい」と求めた。(田中陽一)