神戸からも見えた!皆既月食 惑星食と同時、442年ぶりの天体ショー 次は322年後
2022/11/08 22:05
皆既食となった月に近づいていく左下の天王星。右は旧神戸港信号所=8日午後8時26分、神戸市中央区東川崎町1から(撮影・長嶺麻子)
月全体が地球の影にすっぽりと入る皆既月食が8日夜、全国各地で観測された。今回の月食は惑星(天王星)食も同時に起き、1580年以来、442年ぶりの珍しい天体ショーになった。
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月は午後7時16分に皆既食が始まり、その後、天王星も月の後ろに隠れた。同8時42分までに皆既食は終わり、約1時間かけて満月に戻った。
皆既食中の月は、わずかに入り込んだ太陽光によって赤黒い「赤銅色」になり、幻想的な姿を見せた。
神戸でも東の空に赤銅色の月が浮かび、あちこちで夜空を見上げる人がいた。
国立天文台によると、次回の皆既月食は3年後の2025年9月8日。皆既月食中に惑星食が起きるのは、322年後の2344年7月26日となる。(長嶺麻子、坂井萌香)