たつの市の養鶏場で鳥インフル疑い、兵庫で今季初か 陽性判明なら3万8千羽を殺処分

2022/11/12 21:55

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 兵庫県は12日、同県たつの市の養鶏場で、高病原性鳥インフルエンザの疑いがある事例が発生したと発表した。遺伝子検査の結果は13日朝に判明する予定で、陽性が確認されれば、県内では今季初となる。 関連ニュース 【写真】鳥インフルエンザ感染が確認された養鶏場で殺処分の作業に入る防護服姿の県職員ら 「陽性です」飼育していた14万5千羽、全て殺処分 鳥インフル禍から再起の道のり 北海道で15万羽を殺処分 高病原性鳥インフル疑い

 県によると、12日午後3時半ごろ、同市内の養鶏場から「2日間でニワトリ5羽がまとまって死んでいる」と、姫路家畜保健衛生所に通報があった。同所が簡易検査をしたところ、死んだ5羽すべてと、付近の2羽のうち1羽の陽性を確認した。
 県はPCR検査を実施。13日朝に陽性が確認された場合、同養鶏場で飼育する採卵用のニワトリ約3万8千羽をすべて殺処分する予定。
 鳥インフルは県内で2020年に淡路市、21年に姫路市の各養鶏場で計2例判明。今年は10月下旬以降、北海道や岡山、香川など全国の養鶏場で相次いで確認された。鶏卵や鶏肉を食べても、人に感染することはないとされる。(井川朋宏)

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