阪神・近本選手、関学大の学長賞第1号に「恐れ多い」照れ笑い
2019/12/16 19:16
関西学院大の村田治学長から学長賞を受ける阪神タイガースの近本光司外野手(左)=西宮市上ケ原一番町(撮影・風斗雅博)
プロ野球阪神タイガースの近本光司外野手(25)がこのほど、母校の関西学院大(兵庫県西宮市上ケ原一番町)で、村田治学長から「学長賞」を贈られた。プロ1年目から盗塁王を獲得するなどの活躍がたたえられた。近本外野手は「15年ぶりの優勝に向けてチームを引っ張っていく」と来季の目標を口にした。
関連ニュース
“ミスター超え”の阪神・近本選手 故郷・淡路島の新星に祝福の声、声、声
兵庫の「ドラ1」に聞く 社高校で先輩後輩 阪神・近本と楽天・辰己
野球、サッカー、陸上、大相撲… 関学大出身アスリートが輝き放つ理由とは
近本外野手は、旧東浦町(現淡路市)出身。社高校(加東市)から関学大を経て大阪ガスへ。昨年のドラフト会議で、阪神から1位指名されてプロ入り。36盗塁でセ・リーグの盗塁王になり、リーグの新人最多安打記録を更新する159安打を放つなど活躍した。
同賞は大学の創立130周年を機に、輝かしい功績を収めた卒業生を対象に設けられ、近本外野手は受賞第1号。「恐れ多い。世界で活躍される先輩もいる中で、自分でいいのかな」と照れ笑いした。
一方、授与式で地元球団で過ごしたプロ1年目を振り返り、「入団前に盗塁王と新人王を獲りたいと言ったが、一つは獲ることができなかった。来年はそれを励みに精いっぱい頑張る」と話した。(山本 晃)