氷上練習を再開、2年前の屈辱胸に SスケートST平昌五輪代表・横山

2020/06/07 07:00

横山大希

 スピードスケート・ショートトラックの横山大希(26)=トヨタ自動車、関学大出=は、不完全燃焼に終わった2018年平昌(ピョンチャン)冬季五輪の悔しさを忘れていない。新型コロナウイルスの影響により、競技人生で初めて1カ月以上、氷から離れる生活を送ってきたが「次はやり切ったと言えるレースがしたい」と再起を誓う。神戸新聞の書面インタビューに応じ、意欲を語った。(山本哲志) 関連ニュース 高橋大輔と目指す五輪 ペア結成のフィギュア・アイスダンス平昌代表の村元哉中 女子は長森が初の総合V 木南3位 ショートトラック全日本選抜 ショートトラックの神戸スプリント 男子・松林が2種目で大会新

 「夢の舞台が、カップラーメンを作るよりも短い時間で終わった」。平昌五輪の個人戦は、予選の1レースで敗退した。時間にして2分ちょっと。その喪失感は、今も横山の心に強烈に残っているという。
 殻を破るためにも、五輪後はスケートの本場、オランダへ武者修行を決行した。だが、壁に直面した。オランダはフォームなどの質を優先し、練習量で追い込む従来との違いに戸惑った。「レースでの持久力が落ち、特に本数が増えた時に厳しい戦いになった」。ワールドカップ(W杯)代表から漏れ、苦しいシーズンとなった。
 国内での出直しを期した矢先のコロナ禍。「自分は滑り続けないと感覚が消えてしまう」と活動自粛への不安は拭えないが、自主練習に加え、所属企業で従業員用マスクの仕分けやテレワーク用機材の配布などの仕事に携わった。
 5月14日、本拠を置く愛知県の緊急事態宣言が解除され、6月2日から氷上練習を再開した。秋以降の試合開催は不透明な部分が多いが、横山は「遠くを見すぎず、やれることからやっていこうと。今季は挑戦者として挑んでいきたい」と焦らず前を向く。その先に、雪辱を果たす舞台があると信じている。

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