視野広いボランチ 神戸弘陵高の松井治輝、J3今治へ

2020/10/29 12:10

松井治輝

 サッカーJリーグ3部(J3)今治に来季加入が内定した神戸弘陵高のMF松井治輝。169センチ、60キロと細身ながら視野の広さや左足キックの質が高く評価され、プロへの狭き門を開いた。 関連ニュース 県立芸術文化センター職員が新型コロナ感染 公演は通常継続 阪神電鉄の男性車掌が新型コロナ感染 西宮で勤務 宝塚市長選 山崎氏が立候補表明 中川氏の事実上後継

 兵庫県西宮市出身。「レベルの高い仲間と日本一になりたい」と西宮SSから強豪私学の一員となった。けがや選手層の厚さなどで全国高校選手権で16強入りした昨冬までは途中出場がほとんどだったが、「俯瞰(ふかん)して物事が見えている。1本のパスでDF数人を置き去りにできる」と谷純一監督はボランチとしての才能を認める。
 最上級生になり、守備の意識が高まったという松井。2連覇を目指す県選手権では長短のパスで敵の急所を突く一方、敵の動きを読んでピンチの芽を摘むなど、攻守に存在感を発揮している。
 Jリーグで活躍する先輩には、J1柏でブレーク中の司令塔、江坂任(あたる)らがいる。「僕も後輩たちの見本となるようなプレーがしたい」。元日本代表監督の岡田武史氏がオーナーを務めるクラブで、プロ選手としての一歩を踏み出す。(山本哲志)

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