アメフト・ライスボウル 関学主将「突き詰めてきたものぶつけたい」 1月3日へ闘志

2020/12/29 18:31

ライスボウルへ向け、練習する関学大のQB奥野(右)とRB三宅(チーム提供)

 来年1月3日に東京ドームで行われるアメリカンフットボールの日本選手権「ライスボウル」に挑む学生代表・関学大が29日、オンラインで会見し、主力選手らが社会人王者・オービック戦への意気込みを語った。19年ぶり2度目の日本一に向け、この一戦で競技生活を終えるQB奥野は「びびらず自分から攻めたプレーをしたい」と闘志を燃やした。 関連ニュース 「ライスボウル」1Q3分短縮し12分に 新型コロナで特別措置 社会人オービック「らしさ出す」 関学「プレーの精度突き詰めて」 コロナ禍医療現場で奮闘 元アメフトコーチの救急医

 関学大は3年連続14度目の出場だが、2002年を最後に頂点から遠ざかる。今季は甲子園ボウルの後に4年生でミーティングを実施し、RB鶴留主将は「必ず勝つとチームで決めた。格上相手だと分かっているが、これまで突き詰めてきたものをぶつけたい」と力を込める。
 司令塔の奥野、甲子園ボウルで独走タッチダウンを決めたRB三宅ら経験豊富なタレントがそろう中、大村監督が「勝負する時間をどれだけつくれるか」と期待を寄せるのがOL陣だ。「5人で一つのユニット。強いDLに立ち向かっていく」とラインをまとめる副将高木に気後れはない。
 守備の粘りも鍵となる。甲子園ボウルでは負傷退場し「不完全燃焼」というLBの副将繁治は「これまでオフェンスに助けられてきた。1対1では力の差がある中で、全員で寄ってタックルし、力を出し切りたい」。一丸となって集大成の舞台に向かう。(長江優咲)

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