競泳200m平泳ぎ、佐藤が日本新で五輪へ 100m自由形は池江が全体1位で決勝へ

2021/04/07 22:00

男子200メートル平泳ぎ決勝 2分6秒40の日本新記録で優勝し、喜びを爆発させる佐藤翔馬(撮影・吉田敦史)

 競泳の東京五輪代表選考会を兼ねた日本選手権第5日は7日、五輪会場の東京アクアティクスセンターで行われ、男子200メートル平泳ぎは20歳の佐藤翔馬(東京SC)が世界歴代2位となる2分6秒40の日本新記録で優勝した。2分7秒58で2位の武良竜也(BWS)とともに日本水連が定める派遣標準記録を上回り、そろって初の東京五輪代表に決まった。渡辺一平(トヨタ自動車)は3位で代表入りを逃した。 関連ニュース 競泳日本選手権 200m平泳ぎ男子は渡辺2連覇 池江璃花子 阿部詩 北口榛花 田中希実 教員が選んだ「若手として職場に迎えたいアスリート」 男性部門は? 池江2種目Vで4冠 五輪代表は男女29選手 競泳の日本選手権

 女子200メートルバタフライは長谷川涼香(東京ドーム)が2分7秒24で制し、派遣標準を突破して前回大会に続く代表に。男子100メートル自由形は、派遣標準を突破する48秒23で勝った中村克(イトマン東進)が2大会連続の代表となり、2位の松元克央(セントラルスポーツ)、3位の関海哉(日大)、4位の難波暉(新東工業愛知)は400メートルリレーの選考基準を満たして代表となった。溝畑樹蘭(自衛隊、報徳高-明大出)は7位で代表入りならず。男子200メートル個人メドレーも準決勝で敗退した。
 男子800メートル自由形は18歳の黒川紫唯(イトマン富田林)が7分49秒55の日本新で制したが、派遣標準に届かなかった。
 女子100メートル自由形準決勝は池江璃花子(ルネサンス)が54秒36で全体1位となり、白井璃緒(東洋大、宝塚東高出)らとともに8日の決勝に進んだ。男子200メートル個人メドレー準決勝は萩野公介(ブリヂストン)が1位、瀬戸大也(TEAM DAIYA)が2位で通過した。

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