ノエスタのワクチン接種好評 ピッチサイド散策人気「いい記念。試合も見に来たい」

2021/06/25 05:30

ワクチン接種後、ピッチを見学する神戸市民ら=22日、ノエビアスタジアム神戸

 新型コロナウイルスワクチンの大規模接種が行われているJ1神戸の本拠地、ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)で、施設を活用した接種促進策が好評だ。 関連ニュース 五輪・パラ、観戦できるの? チケット当選者やきもき「予定空けておく」「行かない」 株式市場、動き出す「ワクチン相場」 旅行・交通・飲食・アパレル…経済活動の本格的再開に期待 旅行会社に殺到した間違い電話、ワクチンのコールセンター番号を変更 西宮市

 ノエスタでは5月31日から1日千人規模で接種が始まり、現在は約3千人に拡大。「日々の予約は好調に推移している」(クラブ広報)という。人気なのが、接種した人がピッチサイドを散策できる「ピッチサイドウオーク」。市民はベンチに座ったり写真を撮ったりし、神戸市垂水区の木村美智子さん(70)は「いい記念。すごくきれいで、試合も見に来たくなった」と喜んでいた。
 22日からは2回目の接種が始まり、接種を終えた人には特製クリアファイルを配布。これを持っていれば神戸の観戦チケットなどが当たるキャンペーンに参加できる。これから接種が本格化する子育て世代のため、無料のキッズスペースも開設済み。担当者は「クラブを身近に感じてもらえるよう、さらに工夫していきたい」と話している。
 また、「アンリ・シャルパンティエ」を展開するシュゼット・ホールディングス(西宮市)から焼き菓子2400個が届くなど、神戸のスポンサーも医療従事者やスタッフを支援している。(山本哲志)

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