ヴィッセル古橋「感謝しかない」涙でサポーターや仲間に別れ ノエスタで壮行式
2021/07/18 19:33
壮行式に駆けつけたサポーターに笑顔を見せる古橋亨梧(左)=ノエビアスタジアム神戸(撮影・秋山亮太)
スコットランド・プレミアリーグの名門セルティックに完全移籍するJ1神戸の日本代表FW古橋亨梧(26)の壮行式が18日、本拠地ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)であり、2757人ものサポーターが別れを惜しんだ。
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16日に古橋の移籍合意が発表され、17日のアウェーC大阪戦が神戸でのラストマッチに。渡欧までサポーターと触れ合う場がなかったため、急きょ壮行式が設けられた。
2018年夏の加入後、クラブ初の3年連続2桁ゴールを挙げたエースの門出に、三浦淳寛監督らスタッフやチームメートも集結した。イニエスタ主将が代表して花束を渡し「大事な仲間がいなくなる悲しい日だが、亨梧が夢をかなえてヨーロッパで挑戦できることがうれしい。ここ神戸からみんなで活躍を祈ってます」とエールを送った。
「泣かないと決めていた」と言いながら、何度も涙ぐんだ古橋。神戸での3年間を振り返り、「言葉で表せないぐらい感謝しかない。みんな大好きです。さよならは言いません。また会いましょう」とあいさつ。最後は仲間の胴上げで宙を舞った。
壮行式後は、あらためて海外挑戦への覚悟を語った。「正直言うと今年の夏がラストチャンスと思っていた。ただ、行って終わりじゃなくてこれからが勝負。壁は絶対にあるけど、乗り越える自信もある」。愛する神戸の港から、いよいよ大海にこぎ出す。(山本哲志)