阿部兄妹が金メダル 東京五輪

2021/07/25 19:28

柔道男子66キロ決勝 優勝を決めて喜ぶ阿部一二三=日本武道館(撮影・堀内翔)

 東京五輪第3日の25日、柔道男子66キロ級の阿部一二三(23)=パーク24=と、妹で女子52キロ級の阿部詩(21)=日本体育大3年=がそろって金メダルを獲得した。ともに神戸市兵庫区出身で、地元開催の今回の五輪で兵庫勢の金メダル獲得は初めて。 関連ニュース 【写真】優勝を決めて喜ぶ阿部一二三 柔道・阿部一二三 きょうだいで挑む東京五輪「2人で一番、輝く」 死闘24分間「令和の巌流島決戦」を制した阿部 逆境さえも血肉に

 兵庫県出身選手による個人競技の優勝は1984年ロサンゼルス五輪柔道男子60キロ級の細川伸二(宍粟市出身)と同65キロ級の松岡義之(福崎町出身)以来、9大会ぶり(37年ぶり)となった。
 日本オリンピック委員会によると、性別の異なる日本のきょうだいの五輪メダリストは夏冬を通じて過去にいない。
【阿部一二三(あべ・ひふみ=柔道男子66キロ級)】1997年8月9日生まれ、神戸市兵庫区出身。神港学園高2年の2014年に男子史上最年少の17歳2カ月で講道館杯全日本体重別選手権を制覇。全国高校総体2連覇。16、17年に全日本選抜体重別選手権2連覇。17年世界選手権で初出場優勝を果たし、18年も連覇した。得意は背負い投げ。日本体育大出身、パーク24。168センチ。23歳。

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