イニエスタが会員制オンラインクラブ開設 交流会やインタビュー配信「日本に恩返しを」
2021/08/19 22:20
自身が発起人を務めたオンラインサロンについて語るイニエスタ=神戸市中央区、ウィーワーク三宮プラザイースト
J1神戸の元スペイン代表MFイニエスタが19日、発起人を務める日本向け会員制オンラインクラブ「ALLSTARS CLUB(オールスターズ・クラブ)」について神戸新聞の取材に応じ、「日本に恩返しできる特別な機会。アスリートとファンのシナジー(相乗効果)を見つけていきたい」と意欲を語った。
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同クラブは7月に発足し、イニエスタが共同オーナーを担うIT企業「アナザー・ディスカバリー」(神戸市)が運営する。元ブラジル代表DFロベルトカルロス氏らのレジェンドや、日本代表の古橋亨梧(セルティック)や堂安律(PSVアイントホーフェン、尼崎市出身)らが参加し、インタビューやオンライン交流会を配信。スポーツビジネスを学ぶコースもある。
「今までにない面白いチャレンジ」と話すのは、実在するサッカークラブの運営だ。スペイン3部(5部相当)リーグのアトレチコ・パソを6月に数億円規模で買収。選手契約や活動方針などに会員の意見を反映していくといい、将来の1部昇格を目指す。
また、かつてうつを患ったことから、世界で関心が高まるメンタルヘルスにも取り組む意欲を明かし、「自分の経験も含めて学べるようにしたい」と語った。(山本哲志)