東京パラ 車いすテニス女子で上地が銀メダル
2021/09/03 23:39
車いすテニス女子シングルス決勝 オランダのディーデ・デフロートと対戦する上地結衣=有明テニスの森センターコート(撮影・吉田敦史)
東京パラリンピック第11日の3日、車いすテニスの女子シングルス決勝が有明テニスの森公園であり、第2シードの上地結衣(27)=三井住友銀行、兵庫県明石市出身=が3-6、6-7でディーデ・デフロート(オランダ)に敗れ、銀メダルとなった。
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上地の決勝は、センターコートの第5試合で午後9時47分に始まった。相手の逆を突くショットに苦しめられたが、第2セットは何度もマッチポイントをしのぐ粘りを見せた。
過去に2度パラリンピックに出場し、2016年の前回リオデジャネイロ大会はシングルスで銅メダルを獲得。今大会、頂点には立てなかったが、初めて決勝に進んだ。試合後、「最後の1ポイントまで攻めることができた」と涙を拭った。
また、国立競技場で行われた陸上では、男子100メートル(車いすT52)で大矢勇気が17秒18で銀メダルを獲得した。
大矢は得意のスタートダッシュを決め、中盤まで先頭を守ったが、最後に世界記録保持者の米国選手にかわされた。初出場で大健闘を見せ、「最高でした。いい経験をさせてもらった」と感謝を口にした。(有島弘記、山本哲志)