上地、大谷組が銅メダル 車いすテニス女子ダブルス 種目初メダル

2021/09/04 15:35

車いすテニス女子ダブルス3位決定戦 中国ペアを下して銅メダルを獲得し上地結衣、大谷桃子組=有明テニスの森センターコート(撮影・吉田敦史)

 東京パラリンピック第12日の4日、車いすテニス女子ダブルスの3位決定戦が有明テニスの森公園で行われ、上地結衣(三井住友銀行、兵庫県明石市出身)大谷桃子(かんぽ生命)組が6-2、7-6で王紫瑩、朱珍珍(中国)組を下し、この種目で日本勢初のメダルを獲得した。 関連ニュース パラ車いすテニス女子 上地が1回戦快勝 メドベージェフ「試合は終えられるが死ぬかもしれない。死んだら責任を取れるのか」 審判に詰め寄る テニスコートで突然倒れ、心肺停止 男女5人が連携し命救う「お礼のしようが…」

 上地は3日深夜の女子シングルス決勝で敗れ、銀メダル。半日後に始まったダブルスの3位決定戦では死闘の疲れを見せず、安定感のあるプレーで引っ張った。第2セットはタイブレークまでもつれたが、0-3から7連続ポイントを奪って勝負を決めた。
 上地は二條実穂と組んだ前回の2016年リオデジャネイロ大会で4位だった。今大会二つ目のメダルを手にした上地は「最後まで走ってくれた。これまではチャンスを形にできなかった。今回初めて結果に残せてうれしい」。初出場で自身初の銅メダルを手にした大谷は「2セット目に追い上げられて苦しんだが、勝ちきることができてほっとした」と喜んだ。

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