広島2位指名の森「1年目から2桁勝利」 即戦力左腕、貢献を宣言
2021/10/11 22:19
ドラフト2位で広島から指名を受けた三菱重工Westの森翔平投手=11日、神戸市兵庫区(撮影・中西幸大)
三菱重工Westのエース森は広島の2位指名を受けた。プロで重宝される左腕投手は「死に物狂いで先発ローテを狙い、1年目から2桁勝利」と、即戦力での貢献を宣言した。
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鳥取県出身。鳥取商高では甲子園と縁がなく、関大進学後も試合に絡めなかったが、4年生になって才能が開花。秋の明治神宮大会で47年ぶりの決勝進出に導いた。
直球は常時140キロ台中盤をマークし、カーブやチェンジアップなど変化球も多彩。入社からエースとして起用されたが、1年目の昨季は都市対抗大会近畿地区2次予選でサヨナラ本塁打を浴びるなど勝てなかった。
殻を破ったのは「会社を背負う」という責任感だった。今秋の同予選第3代表決定戦では完封を飾り、山口監督も「気持ちの部分で成長した」と、持ち球を存分に生かせる心技体が整った。
「ファンの方が熱い」という広島の重圧も力に変える。(有島弘記)