県高校駅伝7日号砲 女子・龍野北、西播予選で姫路商のV32阻止 昨秋の悔しさを糧に

2021/11/06 20:20

西播地区予選会で初優勝を果たし、県大会へ勢いに乗る女子・龍野北のメンバー=10月23日、上郡町苔縄

 ついに牙城を崩した。女子の西播地区予選で姫路商の32連覇を阻み、初優勝を飾った龍野北。快挙の裏にあったのは、近畿大会をあと一歩で逃した昨秋の悔しさだった。 関連ニュース 西脇多可新人高校駅伝、全国から男女120チーム 強豪校の新チームが火花、沿道で住民ら1万1000人が声援 須磨学園A、3区藤岡で流れつかむ 区間賞の好走、トップでたすきつなぐ 西脇多可新人高校駅伝 西脇多可新人高校駅伝 男子は須磨学園、女子は長野東がV

 初出場の2017年以降、毎年県大会を経験。一昨年、近畿大会への最後の1枠となる10位に食い込み初舞台を踏んだが、昨年は11位で惜しくも涙をのんだ。
 「負けた日から、1年後に同じ思いはしないとミーティングを重ねてきた」と岡田葉月主将。県大会の喜びも苦しみも知る岡田主将と、西川由唯、出田瑞季の両副主将が後輩に経験を伝え、日々の練習からたすきをつなぎ結束を深めた。迎えた西播地区予選。2区で首位に立つと、後続を寄せ付けず1時間18分21秒でフィニッシュテープを切った。
 県大会で8位争いを見据える選手たちは、1時間17分台前半を目指す。西川が「エースがいなくて全員が平均的。どんぐりみたい。速くなくてもミスもない、強く勝てるチームが目標」と言えば「たすきに思いを込めて走りつなぐのが『タツキタ』」と出田。再びの近畿大会へ、一丸で駆ける。(長江優咲)

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