「すごくショッキング」INAC神戸、平均16歳アマチュアに今季初黒星

2021/12/25 20:40

INAC神戸-日テレ東京Vメニーナ 後半44分に決勝点を奪われ、倒れ込むINAC神戸の三宅(左から2人目)と阪口(8)

 一発勝負で不覚を取った。WEリーグ無敗で首位のINAC神戸が、先発平均16・3歳のアマチュアチームに敗戦。3トップを担った高瀬は「すごくショッキング。プロとしていろいろ考えさせられる」と表情は硬かった。 関連ニュース INAC神戸、スタメン平均年齢16歳のチームに敗れる 皇后杯で初戦敗退 INAC神戸の黄雅賢が退団へ INAC神戸に日ノ本高の箕輪らが加入へ サッカー女子WEリーグ

 前線からのプレスがかからず、相手2トップと両ウイングのスピードに手を焼いた。「高校生に負けたというより、いいチームに負けた」と星川監督。1カ月ぶりの公式戦で実戦勘が不足していたか、東京五輪代表5人が先発した陣容ながら攻撃もちぐはぐで、決定機の数はほぼ同じだった。
 後半12分に先制点を奪われてから攻勢を強めたが、生まれた得点は浜野がCKの流れから押し込んだ1点のみ。後半44分に決勝点を献上した場面は、日本代表DF三宅が自陣で相手FWの素早い仕掛けに振り切られた。
 8強を逃したのは3回戦で早大にPK負けした2017年以来。「ロッカーでは気持ちの整理がついていない選手もいた」と高瀬。衝撃の大きい今季初黒星だった。(尾藤央一)

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