「パレードしたい」「タイトル以外ない」槙野、扇原ら優勝宣言 ヴィッセル神戸が新加入会見

2022/01/16 22:29

J1神戸に新加入した(左から)GK坪井湧也、MF扇原貴宏、DF槙野智章、MF汰木康也、DF尾崎優成=16日午後、神戸市中央区港島中町6、神戸ポートピアホテル(撮影・長嶺麻子)

 百戦錬磨のベテランから働き盛りの中堅、下部組織出身の新人まで、バランスの取れた新戦力が神戸に加わった。 関連ニュース ヴィッセル神戸「1・17」に始動 イニエスタ主将ら練習前に黙とう ヴィッセル神戸に入団 坪井湧也選手「日本を代表するキーパーに」憧れの地元クラブでプロとしての第一歩 ヴィッセル神戸、FW藤本憲明が清水から復帰 「獲物狙うハンターのごとくゴール奪いたい」

 昨季はクラブ史上最高の3位に入り、「大きく変える必要はない」と栗原強化部長。昨季の主力を土台に、補強ポイントを絞った。栗原強化部長は現地点でのさらなる補強を否定し、「彼らが力を発揮できればタイトルを取れると信じている」と5人に期待した。
 ベルギー代表DFフェルマーレンが抜けたセンターバックに元日本代表DF槙野とユースから昇格したDF尾崎を加え、中盤には横浜Mで主力を張ってきた元日本代表MF扇原を獲得した。ドリブラーのMF汰木も攻撃の幅を広げそうだ。いずれも「ユーティリティー性のある選手を望んだ」(三浦監督)と、複数ポジションでの起用を想定しているという。
 槙野は「(三宮の)フラワーロードをパレードしたい」、扇原も「タイトル以外考えられない」と力強く優勝宣言。汰木は「ゴールをつくる仕事で貢献したい」、尾崎は「フィジカルやロングキックが強み」とアピールした。神戸ユースから中大を経て入団したGK坪井は「足元の技術と守備範囲の広さという特長は、チームとマッチしていると思う」と意気込んだ。
 三浦監督は「(1試合平均で)失点は1点以下、得点は2点以上。勝ち点は今シーズンも70はいきたい」と具体的な数値目標を掲げた。イニエスタ主将ら既存のタレントに新たな力を融合させ、アジアナンバーワンクラブを目指す。(山本哲志)

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