フィギュア三原舞依「どの瞬間も大切な思い出」 甲南大卒業、はかま姿で晴れやかに

2022/03/25 20:18

はかま姿で卒業証書を手にするフィギュアスケートの三原舞依=25日午後、神戸市東灘区、甲南大学岡本キャンパス(撮影・長嶺麻子)

 1月にあったフィギュアスケートの四大陸選手権で5年ぶり2度目の優勝を果たした女子の三原舞依(シスメックス)が25日、神戸市内で行われた甲南大の卒業式に出席し、「本当にいろんなことがあった4年間。どの瞬間も大切な思い出で、感謝の気持ちでいっぱい」と晴れやかな表情を見せた。 関連ニュース フィギュア女子4位の三原、再び選考で涙 難病、体調不良…不屈のスケーター フィギュア三原舞依 最後の高校制服姿 前回は緊張で胃腸炎…坂本花織「経験大きい、心強くなった」、三浦璃来「過去の自分たち超える」 北京五輪の活躍誓う

 鮮やかな青色の着物に、深紅と黒のグラデーションが映えるはかま姿。式では学長表彰を受け、「久しぶりにたくさんの友達に会えてうれしい」とゼミ仲間らとの記念撮影にいそしんだ。
 4月から甲南大大学院に進学し、引き続き地元神戸を拠点に文武両道を貫く。来季はショートプログラム(SP)、フリーとも新たなプログラムを予定し、振付師と英語でやりとりしているという。2026年のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪に向け、「4年後につなげていくためには、目の前の1年1年が大切。大好きなスケートを楽しみながら、強くなっていきたい」と語った。(山本哲志)

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