ラグビーリーグワン 神戸競り負け9敗目、亡きコーチに勝利贈れず

2022/04/23 13:54

東京ベイ-神戸 試合前、急逝した神戸のヘッドFWコーチのカンバーランドさんに黙とうをささげるフィフティーン=江戸川区陸上競技場

 ラグビーのリーグワン1部第14節第2日の23日、神戸(旧神戸製鋼)は敵地の江戸川区陸上競技場(東京都)で東京ベイ(旧クボタ)と対戦し、32-40で競り負けて9敗目(5勝)を喫した。 関連ニュース 【写真】トライを決めたクルーデン 【写真】トライを決めた神戸のシカリング ラグビーと医師の道「どちらもやる」 灘高出身、名前は「とらい」全国大学選手権で活躍中

 神戸は試合前の時点で4位以内のプレーオフ(PO)進出が消滅。22日にPO争いの一角、BL東京(旧東芝)が勝ち点を44まで伸ばし、勝ち点17差だった神戸は今節を含めて残り3試合に全勝しても最大勝ち点が15だったため、POラインに届かないことが決まっていた。
 神戸にとって目標を見失う試合だったが、ヘッドFWコーチ、カンバーランドさんの急逝後、初の一戦でもあった。前半7分、WTBアンダーソンが先制トライを奪うと、SOクルーデン、ロックのシカリングも続き、19-10とリードして試合を折り返した。
 一転、後半は劣勢に。SH中嶋のトライなどで加点したが、東京ベイに3トライを許すなど後半26分時点で29-29。その後、互いにPGを奪い合ったが、試合終了間際にトライを許して突き放された。
 神戸の次節は5月1日の横浜(旧キヤノン)戦。会場はユニバー記念競技場(神戸市須磨区)で、今季最後のホームゲームとなる。

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ