「兄妹で五輪2連覇」阿部一二三、詩が力強く宣言 東京五輪金メダル祝勝会
2022/05/16 05:30
参加者と記念写真に納まる阿部一二三選手(前列中央)と阿部詩選手(同右)=15日午後、神戸市中央区、神戸ポートピアホテル(撮影・鈴木雅之)
昨夏の東京五輪で兄妹そろって金メダルに輝いた柔道男子66キロ級の阿部一二三(パーク24、神港学園高-日体大出)と、女子52キロ級の阿部詩(日体大、夙川高出)の祝勝会が15日、神戸市内のホテルで開かれた。兄妹は2024年パリ五輪での連覇を誓った。
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祝勝会は神港学園高柔道部OBG会が主催し、関係者ら約450人が出席した。2人は柔道着姿で金メダルを下げて登場。同会の松浦秀明会長や斎藤元彦兵庫県知事らがあいさつした。
2人は地元からの声援に感謝し、一二三は「たくさんの方に支えられ、力をもらってきたと改めて感じた。圧倒的な力で、負けなしでパリ五輪出場を決め、兄妹で2連覇を成し遂げる」と力強く宣言した。
東京五輪後は、練習のモチベーションが下がっていたという詩は「頑張ってと声をかけてもらい、覚悟が決まった。皆さまの思いをすべて背負い、パリ五輪で必ず連覇してこの場で報告したい」と決意を語った。(今福寛子)