INAC神戸星川監督退任へ WEリーグ初代女王導く

2022/05/22 14:56

星川敬監督

 サッカー女子のYogibo WEリーグでINAC神戸を初代女王に導いた星川敬監督(45)が今季限りで退任することが22日、分かった。 関連ニュース INAC神戸、独走でWEリーグ初代女王 5年5カ月ぶりタイトル WEリーグ初代女王も、集客面で目標に届かず INAC社長が熱く語った思いと夢 「サッカー好きだけど忘れる時間も必要だった」 バセドー病と闘う元なでしこ、復活への歩み

 星川監督は、澤穂希らを擁して2011、12年にINAC神戸を無敗でなでしこリーグ2連覇へと導き、退任。欧州のクラブを渡り歩いた後、昨年2月に古巣の監督に復帰し、今月8日、9年ぶりのリーグ制覇を成し遂げたばかりだった。
 日本初のサッカー女子プロリーグとしてWEリーグがスタートした今季、開幕8戦連続完封勝利、16戦無敗と手腕を発揮。INAC神戸は22日の最終節、5-2で大宮に勝利し、16勝2分け2敗の勝ち点50で終えた。
 星川監督は選手としてJリーグのV川崎(現東京V)で2年間プレーした後、1997年に引退し、指導者として実績を積んできた。試合前にはハイライト映像を作成して求めるプレーをイメージさせ、特製Tシャツをプレゼントして関係を築くなど選手からの信頼は厚く、データ分析にも定評がある。
 ラトビアの1部リーグで男子の監督を務めた経験があり、今後は男子の指導に携わる見込み。(長江優咲、尾藤央一)

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