久保建英、代表初ゴールも神戸で 4年前ノエスタでJ1初得点 「結果残せてよかった」
2022/06/10 21:15
後半、代表初ゴールを決める日本代表の久保建英=ノエビアスタジアム神戸(撮影・金田祐二)
サッカーの国際親善試合、キリンカップは10日、ノエビアスタジアム神戸で行われ、日本代表は21歳になったばかりの久保建英(マジョルカ)が後半28分に代表初ゴールを決めた。2019年6月のA代表デビュー後、17試合目。4年前のJ1初ゴールに続き、またも神戸での記念弾となった。
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左サイドを三笘薫がドリブルで崩し、中央へクロス。久保が左足で直接合わせ、ゴール左へ蹴り込んだ。11月のワールドカップ(W杯)カタール大会の代表入りをアピールする貴重な一撃となった。試合は日本が4-1でガーナに快勝した。
久保は「長かったですね。このまま一生入らないんじゃないかと思うこともあった」と振り返り、「とりあえず結果がほしいという気持ちで入って、結果を残せてよかった」と話した。
2018年8月26日、当時、横浜F・マリノスに所属していた久保は、同会場でヴィッセル神戸を相手にJ1リーグ初先発で初ゴールを決めた。同年6月に17歳となったばかりで、森本貴幸(福岡)が東京ヴェルディ時代の2004年にマークした15歳11カ月28日に次ぐ歴代2位の年少記録だった。「ほっとしている。結果を残せたのはサッカーの神様がいるんじゃないかと思った」とコメントを残している。
あの一戦では後半11分、中盤でボールを受け、ドリブルしてから右サイドへ素早く展開。ペナルティーエリア内、相手DFと離れた位置で止まり、フリーになると、折り返しをトラップし、左足でコースを狙って先制点を奪った。久保はスペインの強豪バルセロナの下部組織で腕を磨き、そのトップチームで長年活躍した元スペイン代表MFイニエスタを向こうに回してのゴールだった。