栃木国体が開幕 コロナ禍で3年ぶり 兵庫県選手団、テニス成年男子・末岡大和が旗手務める

2022/10/01 19:31

総合開会式で入場行進する兵庫県選手団=1日午後、カンセキスタジアムとちぎ(撮影・長嶺麻子)

 第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」は1日、宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎに天皇、皇后両陛下をお迎えして総合開会式が行われ、開幕した。新型コロナウイルス禍で国体の開催は3年ぶりで、栃木県では第35回大会以来2度目。 関連ニュース JR西、明石の新幹線車両基地の整備を断念「コロナ禍前の利用水準に戻らず」 市に伝達 コロナ禍に子猫をお迎え 警戒心が強く抱っこが苦手→ゴロゴロとリラックスする姿に家族みんなが癒される お食事処、福助グループの本店復活 コロナ禍閉店から4年ぶり 十割そばを軸にランチに力点

 ともに東京五輪代表で、栃木から出場するスポーツクライミング男子の楢崎智亜(栃木県スポーツ協会)とホッケー女子の狐塚美樹(グラクソ・スミスクライン)が選手宣誓。「感染対策を万全にし、開催のために尽力いただいた皆さまに感謝いたします」と述べた。
 会期前には水泳などが実施されており、1日は相撲、卓球などが始まった。相撲は少年団体予選があり、兵庫は決勝トーナメント進出を逃した。選手、役員ら約2万3千人が参加。11日に閉会式が行われる。
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 新型コロナウイルス感染対策のため、入場行進の規模を縮小して行われた総合開会式。兵庫県選手団は役員らを含めて総勢479人のうち、26人が参加した。旗手を務めたテニス成年男子の末岡大和(トップラン、相生学院高出身)を先頭に、マスク姿の選手らが県のマスコット「はばタン」をあしらった手旗を振りながら行進した。
 12年ぶりの男女総合成績(天皇杯)8位入賞を目標に掲げる今大会は、会期前競技終了時点で10位につけている。初の国体出場となる末岡は「盛大な開会式に緊張感が高まった。チームを盛り上げるのは得意なので8位以上の目標達成に貢献できるよう頑張りたい」と意気込んだ。(長江優咲)

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