ストークス失速、逆転許す スロベニア代表ディメッツに存在感、巻き返しへ光明も バスケB2

2022/10/09 05:30

西宮-熊本 第2クオーター、シュートを放つ西宮のディメッツ(27)=撮影・吉田敦史

 西宮は後半失速し本拠地白星はならず。ターンオーバーからの失点が32点に上り、森山新監督は「だいぶ走られた。まずはホーム勝利を届けたい」と巻き返しを期した。 関連ニュース メッツ千賀が不振でマイナー降格 故障復帰後に9試合連続白星なし 山本7回1失点、10奪三振 大谷右前打、千賀は6敗目 米大リーグ 大谷、先頭弾 WSに王手 ドジャース3勝1敗

 1点先行で迎えた第3クオーター(Q)、ボールを奪われ速攻を許すと、第4Qはパスを相次いでカットされ、3点シュートを浴びる。相手をゴール下でフリーにしてダンクも決められ、2桁点差を追う苦境となった。
 ただ、強豪スロベニア代表ディメッツのプレーは大きな期待を抱かせた。前日7日にチームに合流したばかりだが、第1Q途中から計21分出場。胸や背中を巧みに使って相手の進入を阻み、複数人に囲まれても身を翻してシュートを決めきる。熊本指揮官を「こちら一人では持ちこたえられない選手」とうならせた。
 ブロックなど機動力十分の新加入ポーター、点取り屋ジョーンズを含め、外国人のレベルは史上最高水準だ。中西を加えて高さも武器に「ここからチームを80~90%の状態へ」と昇格をにらむ森山監督。ディメッツは「インサイドやスクリーンプレー、守備で貢献を」と誓う。西宮ラストシーズン、役者はそろっている。(藤村有希子)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ