児童ら初滑りに歓声 養父・ハチ高原スキー場19日開業
2020/12/19 05:30
オープン前に招待され、初滑りを楽しむ関宮学園の児童ら=ハチ高原スキー場
今週の大雪を受けて、兵庫・但馬のスキー場が19日にオープンする。ゲレンデは真新しい雪が積もり、絶好の状態となっている。昨シーズンは暖冬の影響で利用客が大幅に減少しただけに、今季にかける関係者の期待は大きい。
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開業するスキー場は、豊岡市は奥神鍋、養父市はハチ高原、若杉高原おおやスキー場、ハイパーボウル東鉢。また、香美町はハチ北、新温泉町では但馬牧場公園がオープン予定。豊岡市のアップかんなべは19、20日のプレオープンとする。
香美町のスカイバレイは、大雪による停電の影響で開業延期を決めた。電力の安定供給が見込めれば20日にオープンするという。
養父市のハチ高原スキー場では、18日に「冬山開き」が行われた。スキー場や行政関係者らが参加し、シーズン中の安全などを祈願した。
この日は、地元の関宮学園の4~6年生約60人が招待された。積雪110センチのゲレンデは貸し切りで、児童はそれぞれのスピードでターンして、今季の初滑りを楽しんだ。6年生の男児は「ちょっぴり緊張したけど、最高に楽しかった。スキー場の関係者に感謝です」と喜んでいた。(桑名良典)